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冨山房
作/上野紀子
税込価格 840円 |
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ねないこだれだ |
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おばけにするぞ〜 |
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ねないこだれだ〜〜! |
子どもを寝かしつけるのって本当に大変!
この絵本は寝ない子はおばけの国へ連れて行かれてしまうというちょっと恐いお話。
しつけのために・・・と読む方も多いと思いますが、私はねたくない子どもの気持ちと寝かせたい親の気持ちを読み手が上手に表現すると、とても楽しめる絵本だと思ってます。
実際子ども達も大好きな一冊でした
ここにもいます・・・ねないこが・・・
すると・・・ |
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楽しめるねずみくんシリーズ |
せなけいこさんのこの本は一時「しつけ絵本」として注目され、
それには賛否両論いろいろありますが、ここではそれには触れず、
なぜこの本を薦めているのか説明します。
確かにねない子をねかせる手段として、この本を読んでもいいと思いますが、私は読み聞かせの時、シンプルにおばけにされてしまう怖さを表現しようと努力してます。
悪の魅力・・・というか、
いけないことだけどちょっと興味がある・・・
やってみたい・・・
という気持ちをくすぐるのではないでしょうか。
私が読むときはここで登場する子と同じようにダダをこね、そして最後に怖いおばけを登場させます。
この本にはその後のフォローがないので、
おばけにされた子はそのままです。
そして、本を閉じ、我に返って「あーこわい。こんな本あっちにいけ」とかなんとか言いつつ本を遠ざけます。
すると、子ども達はこの話はウソとうすうす気づいていても
「本当におばけにされるのかな・・・」とちょっと思うようです。
そして「また読んで〜」としつこく持ってきます。
本当に大好き。
しつけ云々抜きにして、読んであげて欲しい本なのです。 |
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