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岩波書店
作/バージニア・リー・バートン
訳/石井桃子
税込価格 1680円 |
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ちいさいおうち
なんとかしたい |
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かわいそう・・・ |
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ちいさいおうちの運命は |
ある丘の上にちいさなお家がありました。
持ち主もとても気に入っていて、この家自身も季節が感じられるこの場所をとても気に入っていました。
しかし、産業が発達し都市化が進むにつれてちいさいお家の周りは変わり始めていきます。 |
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今も換わらず教えてくれる大切なこと |
便利になること=いいこと、と考えがちですが、
「ちいさいおうち」の価値観からはそうとは言えません。
動くことのできない「ちいさいおうち」は都市化が進んでいくのを、
嫌だと感じながらもどうすることもできず、
ただそこにいるしかできないのです。
この本を読むとだれもがこのおうちはかわいそうと思い、
何とかしてあげたい、都市化への開発を進める人を止めたいという気持ちになることでしょう。
動くことのできないちいさいおうちのことを、
この絵本を読むことで「かわいそう」と思いやる気持ちが芽生えたなら、
あなたの身の回りにもきっと動くことのできないちいさな何か(きっとあると思います)に思いやりを注いであげて欲しいと思います。 |
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