ポイントは食べ物に注目させること!です。
食べ物に興味がもてる工夫を!
和え物に入っているもやし。
和え物自体野菜が多く味付けも子ども向きではないのであまり好きではありません。また彩りなどにつかわれる人参などが子どもにとっては嫌なものです。
それを「あ!もやしだ!もやシッシー!」と歌いながら大人が食べると子どもが「何だろう」と思いもやしに注目し一緒に歌いながら「もやしみっけ!」といいながら食べる子もいました。こんなことを繰り返すうちに和え物=おいしくないというイメージを変えてしまうことができ、和え物の味付けに慣れそのおいしさに気がつくことでしょう。
野菜は歯ごたえもよくかむと音がします。
そこに注目して「○○ちゃんから野菜の音がいっぱい聞こえるよ」と噛んでいる音に注目すると他の子もあれ!と思うらしく食べてみようと口にして音を聞かせてくれたりします。
おいしそうに食べる
表情は言葉以上に語ります。私が「いただきます」をして一口食べた時口癖のように(でも実際お腹がすいていて本当においしいのですが)「あーおいしい〜」と笑顔で言うので子ども達が何故かいつもその一言に注目し、ジーッと見つめてます。そして顔を見合わせておいしいねーというと「ねー」と相槌してくれます。これもコミュニケーションだし、子どもにとって一緒に食事をし、私が一言を発するその瞬間がきっと待ち遠しい時間なのだと思います。それだけで食事に対して子どもの気持ちは前向きになります。
お肉のなぞなぞ。
食材の姿を意外と知らない子ども達。だからいつもお肉やお魚はクイズにします。このお肉は何の肉?と聞くととても面白い答えが返ってくるか、もしくは本気で考え込んでしまう子もいます。これではなかなか正解が返ってこないので、鳥、豚、牛の三択にします。答えは何でもいいんです。例えば子どもが「鳥!」と答えたとします。それが正解でもそうでなくても次の言葉は決まってます。「どんな味がするか食べてみて!」と。同じ鳥肉でも味付けによって全然違うし、ハンバーグなどひき肉を使った料理などでこの質問をすると面白い答えが返ってくるかもしれません。
さすが子ども!の呟き
トマトが大嫌いな子とのやりとり
保育士: 「トマトきらいでしょ、減らしてあげるよ」
Kくん : 「いい、今日からトマト大好きになったから平気だよ」
保育士: 「偉いね。でも、無理しなくていいんだよ」
Kくん: 「大丈夫、大好きだもん!」
--20分後--
Kくん: 「先生、トマト、一口は大好きだけど後は大嫌いだった」
保育士: 「・・・!」
--でも食べようとしたその気持ちが偉い!!--
こんな楽しいやりとりができることが子どもと一緒にいる喜びです。
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