かみつかないように…は無理に近いが、減らすことはできる!
不快な気持ちを0にすることはできません。
0にして不快な気持ちを無くしても子ども達にはあんまりいい影響はないでしょう。
不快な気持ちや人を傷つける行為も時には大切なのです。
対処法としてどうすればいいかというと
不快な気持ちから噛むという行為が生まれることが多いので、
よく子どもを観察し、子どもの気持ちを理解することです。
例えば、自分の子が友達と遊んでいます。
そして、その友達が使っていたおもちゃを強引にとったとします。
友達が泣きました。
それに気づいて自分が子どものそばへ行き、お友達のおもちゃだから返すようにいいます。
そして、大人が友達に返したとします。
その10分後、子どもがその友達の腕をかみました。
この場合、どうして噛んだのかわかりますか?
大人は友達のおもちゃを強引にとって相手を泣かした=悪いことという考えから、
大人は子どもに正しいことを教えようとしました。
この事が悪いことではありませんが、子どもの気持ちは置き去りです。
どうしてそのおもちゃが使いたかったのか、それを使ってどんな遊びをしたかったのかわかろうとはしてくれなかった…その気持ちがストレスとなり噛みつくという行為になったと考えられます。
子どもの目線に立って考えた場合、
同じことをするにしても、何がしたかったのかなど、子どもの話を聞きどうすればいいか一緒に考えたり、「もう少し貸してもらえないか聞いてみようね」など子どもの気持ちを考えた上での解決策を考えてみるのが有効です。
また、いつもそうだから…
やっぱり友達の物だから返したいと言う場合も一緒です。
時には不快な気持ちも大切です。(あくまでも時にはです、常には良くないです)
「あれは○○ちゃんのだから、ダメなんだよ」と言ってもOKです。
そしてこの場合、思うようにできなかった=ストレスがあるということを頭において、「噛みつくかもしれない」と予測することで、未然に防げることも多いです。
また、気持ちを切り替えて他のおもちゃをだしてあげたり、「また後で貸してって聞いてみようね」「後で一緒に聞いてみようね」など別の解決策を提案することも有効です。
大人の考えで正しい、悪いを判断する前に、
子どもがどんな気持ちだったか考えてみることが必要です。
|