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福音館書店
方 軼羣 (著)
君島 久子 (翻訳)
村山 知義
価格 780円 |
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雪の日 |
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寒い寒い・・・ |
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寒い寒い雪の日、あなたは誰を思いますか? |
雪の降る寒い寒い日
うさぎさんは食べ物を探しに森の中へ・・・
こんな寒い日にもかかわらず、幸運にも二つの株を見つけました。
そしてうさぎは考えます。
「こんな寒い日にお友達はきっと食べ物がなくて困っているに違いない・・・」
と。
そこで、友達を訪ねるのですが・・・ |
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白い雪はきっと人の心も白く純粋にするのです。 |
純粋に人を思う気持ちが表現されている心温まるお話です。
寒い冬の日、私だったらたぶん自分のことだけで頭がいっぱいのはず・・・
いくら好きでも友達のことを思う余裕があるか・・・と言われると自信ありません。
けれど、このうさぎさんは、それを思いつく。
それはうさぎさんだけではないのです。
うさぎさんが食べ物を渡そうと行動する時、きっとその気持ちまで、相手に送っているのかもしれません。
そして最後はうさぎ自身が驚かされることに。
情けは人のためならず
めぐり巡って自分のところに帰ってくる
類は友を呼ぶ
優しい心を持てば優しい友達がやってくる
そんな昔ながらの教えをシンプルに伝えている絵本なのかもしれません。
寒い冬に・・・心温まります |
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