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絵と文/マレーク・ベロニカ
訳/羽仁協子
風濤社
998円 |
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あまくて
おいしい
イチゴは・・・ |
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春=イチゴだと思います。 |
今はイチゴはクリスマス??が旬??
でも、野になるイチゴは春のもの。
そう、そんなイチゴを探してブルンミは出かけて行きます。
なかなかイチゴは見つかりませんが、ブルンミは色んなステキなものをみつけます、、、
くつ・・・服・・・ぼうし・・・
しばらく歩いていくと泣いているアンニパンニに出会います。
それは・・・。 |
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春の散歩をしているようなお話 |
ストーリーはシンプル。
だから気持ちの揺さぶりもそれ程ない、どちらかというと、ぐりとぐら、のような雰囲気のお話。
けれど、テンポよく森を歩いていくブルンミの軽快さは表現されています。
歩いていって、拾って・・・
またイチゴを探して、何かを見つける・・・
その軽快な印象は、きっとページの使い方にあると思います。
トーンの柔らかいページごとに変わる背景色。
見開きページの左側が文字、右側に絵
そして、さりげなく裏表紙に小さいイチゴがきれいに並んで模様をつくっていてとても愛らしい。
作者のマレークベロニカさんはハンガリーの方。
最近、雑貨店でチェコやハンガリーのステキな模様のものをよくみます。
その感性はこの絵本の中にも表現されていて、私はとても憧れます。
ヨーロッパの方が日本の文化の影響を受けるように、
日本にはない感性のものをぜひ伝えていって欲しいと思います。
ちょっとお話しのスジとは反れましたが・・・。
でも、かわいくて、愛着が持てるお話ですので、特に女の子に 是非!!
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