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アリス館
作/今井和子
絵/宮沢晴子
税込価格 1,365円 |
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「あ」の顔は・・・ |
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あ!?
ビックリ!! |
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小さい子でも楽しめる、あいうえおの絵本 |
「あ」っていうかおどんなかお?
あっとおどろくこんなかお・・・と言う感じであいうえおの色々な顔が登場し、思わず顔真似したくなるような素敵な詩で綴られています。表情遊びをお楽しみ下さい。 |
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表情豊かに!柔軟な心で! |
あいうえおの本という概念にとらわれず楽しめる絵本です。
言葉を言い始めたばかりのお子様でも十分楽しめます。
あまり知られていない絵本ですが、この絵本の作者である今井和子さんは、保育士でもあり、今は後輩の指導にあたっているそうです。
私がこの絵本と出会ったのも、保育士をしていた時の研修でした。
子どもの言葉と心の発達などをテーマにした講演でしたが非常に興味深いものでした。
大人はよく子どもの発言に対して様々なことを要求してます。
特に小さい頃、ものを言い間違えたりすると、
「ちがうでしょ」と言い直したり正しく言うことを表現したり・・・。
今井和子さんのお話ではっきりと記憶しているのは、
「おひしゃまだっこしてきたの」と2歳児の子が毎日両手をお皿のようにして(そこに目に見えるものは何もありません)先生に渡して、やっと手のお皿をやめる・・・というお話でした。
大人の考えでは「おひさまだっこできないのよ」と真面目に言いそうですが、抱っこできる、できないに問題があるのではなく、
「きれいなお日様の日差しだから先生にプレゼントしたい・・・そうだ!こうやってだっこすればいいんだ」と思いつき、それを伝えるために「おひさまだっこしてきたの」と表現する。
その発想のすばらしさを大人はもっともっと気づき大切にすべきであるという考えは、子どもと接する時だけでなく、人の気持ちを大切にすることの重要性を教わった気がします。 |
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