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評論社
作/スーザン・バーレイ
訳/小川仁央
税込価格 1050円 |
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死・・悲しいけれど |
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大切なもの
もらいました。 |
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心のこもったおくりもの |
みんなから慕われ、頼りににされていたアナグマ。
年寄りのアナグマは「いつ天国へ呼ばれてもいい」と思いその準備をしていました。
そしてある日その時はきます。
周りの動物達は本当に本当に悲しみます。
でも、アナグマはちゃんとみんなに素晴らしいおくりものをしていたのです。 |
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わすれられないおくりもの・・・それは最後のおくりもの |
初めてこの絵本を読んだ時のことを今でもはっきり覚えています。
この本で始めに登場してくるアナグマ。
優しく包み込むような暖かいおじいさんというイメージでした。
そのアナグマが死んでしまうことからスタートこの話ははじまります。
そう、優しくて暖かい・・・そう読者に感じさせていたアナグマは、
物語の中でもみんなから慕われていました。
だからアナグマが死んでしまったことをそう簡単に受け入れられることができません。
悲しみにくれる動物達。
それぞれがアナグマの思い出を語り合うことで、あることに気がつきます。
人が生きる意味、それはたとえ死を迎えても、きっと生きた証はずっと受け継がれていくのではないでしょうか?
死んでからもおくりものをおくれる、そんなアナグマの人生をとても素晴らしいと思います。 |
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