こんとあき--絵本to子ども*Bookbook(ブクブク)*

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こんとあき

福音館書店
作/林明子
税込価格　735円

こんなんて・・・

でも・・・

ふたりの絆

話はあきが生まれて間もない頃から始まります。
ベビーベッドの中にいるあきを見守るぬいぐるみのこん。
あきが大きくなっても二人は仲良しでしたが、ある時こんの腕が壊れてしまい直してもらおうと二人だけでおばあちゃんの家にいこうと決意します。

大人が読んでも胸キュンです

もうボロボロのこん。
壊れてしまったら新しいのを買って・・・とねだるのではなく、
こんの腕を直してあげたいと思うあき。
その思いからたった二人だけの旅がはじまります。

あきにとってはこの壊れてしまったぬいぐるみは、
ただのぬいぐるみではなく「たった一つの大切なもの」「代わりのないもの」
だったのです。その気持ちがどんどん伝わってきます。
大人が読むときっと小さい頃大切にしていたものを思い出すことでしょう。

なぜだか、こんをつれてあきが出かけて行くのをみると、
4月、お母さんと別れて頑張る新入園児と重なります。
きっと新しい環境でドキドキした不安と、何か楽しいことが・・・！というワクワク感が入り混じった気持ちとちょっと似ているような気がするのです。

そして、決意を秘めた、こんとあき　の２人の強さと、
２人の信頼感が子どもの心も大人の心も揺らすのでしょうね。

純粋な子ども心に癒される！大人たちにぜひ読んで欲しい絵本がいっぱいです。

はじめてのおつかい

はじめておつかいにでかけた時の事覚えてますか？
何事もない様にと祈りながら
でも、色々なことを経験します

いもうとのにゅういん

妹が急に入院することに
お母さんは妹のことで手一杯一人になったあさえは・・・

はじめてのキャンプ

キャンプに出かけることを知り
「ちいさいからいけないよ」といわれた奈穂ちゃんですが・・・

林明子さんの絵本それはやさしさ

◎	子どもをかわいい、幼いという捕らえ方でなく、素晴らしい感性をもった一人の人間として等身大が描かれています
◎	子どもが強く思う純粋な心から生まれるストーリーは心にしみこみます。
◎	思わず泣いてしまったという人も少なくない林明子さんの絵本は、大人たちにこそ読んで欲しい絵本です。
	友達をつくることの喜びや、友達とケンカして傷ついたこと、別れる時のつらさ・・・つらいこともありますが、それが成長には大切。そして友達は何事にも代えられない大切な存在となるはずです。一人でも多くの友達を！

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