|
篠崎書林
作/シェル・シルヴァスタイン
訳/ほんだきんいちろう
税込価格 1,162円 |
|
とても深い話です |
|
人生って・・・ |
|
|
|
静かな気持ちを・・・ |
小さい頃、喜んで木にのぼって遊んいた男の子。
木はそのことがとても嬉しく、ずっとこうしていたいと思っています。
ところが、子どもはどんどん成長し、木登りなんてしなくなります。
しかし、「おおきな木」は彼が再びやってくるのをずっと待ち続けます。
そしてある時彼はやってきておおきな木に話しかけますが・・・ |
|
変わることと変わらないこと
どちらが大切? |
成長し続けていく子どもとずっとかわらないおおきな木。
変わっていく男の子のために、変わらないおおきな木は力になろうと身を削る・・・それは、この木にとって男の子と過ごした時間がかけがいのない時間だから・・・しかし、結果が満たされれば子どもは再びすぐに去ってしまい、おおきな木は待ち続ける・・・
変わることと変わらないことの対比を見事に描いた素晴らしい作品だと思います。
人は大きくなり、成長しちょっと賢くなると以前のことをすぐ忘れ、昔のの事をばかにしたりもします。
変わることと変わらないことどちらも人生には必要なことですが、相反することでもあります。そんな難しいテーマを誰にでもわかるように描いている本です。
4.5歳から大人まで、何とも言いがたい不思議な気持ちにさせられる本です。 |
|