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福音館書店
作/マレーク・ベロニカ
訳/徳永康元
税込価格 1050円 |
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弱虫ラチだけど |
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頑張れ! |
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弱虫を克服する強い味方!? |
ラチはパイロットになりたい!と思っています。
でも、それとは裏腹に とても弱虫のラチ君。
暗い部屋に一人で行くこともできず、おまけに友だちまで怖いのです。
そんなラチの前にちいさなライオンが現れ、らちの悩みを聞き、それなら一緒に強くなろうと、体力をつけたり、苦手なことを手助けしながら少しずつラチは成長していきます。 |
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成長していくラチは多くのことを教えてくれる |
テーマは成長です。
人は困難なことに直面した時、そこへ立ち向かうか、それとも逃げ出すか・・・のどちらかを選びます。
らいおんに会う前のラチは困難なことからいつも逃げたばかり。
本当は強くなりたいのに、努力もせずに・・・。
ライオンが現れても、はじめはちいさならいおんのことを馬鹿にして笑い出します。
らいおんが、小さくても強いことを証明すると、らいおんの言うことを聞きながら、 励まされて、努力するうちにラチが少しずつ少しずつ変っていきます。
成長も終わりがあるのかもしれません。
卒業ですね。
ラチとらいおんの別れも寂しいけれど、「ラチくん、成長しておめでとう」といってあげたくなるようなお話に仕上がっています。
弱虫ラチくんも成長すればとてもかっこいい!と感じます。心の成長のすばらしさを伝えいる本です。
ぜひ読んで欲しい、私のお気に入りの一冊です。 |
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